船舶のスエズ運河回避で、「海運会社の株価」が急上昇したワケ

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海運株は2023年末から上昇傾向にあり、新型コロナ感染拡大時の高騰が再び訪れそうな気配がにわかに漂っている。いったい何が起こっているのか。

急上昇した海運株

マースクラインのコンテナ船(画像:オジマンディアス42)
マースクラインのコンテナ船(画像:オジマンディアス42)

 海運株が2023年末から上昇基調にあり、「新型コロナ感染拡大時の高騰の再来か」という雰囲気がにわかに漂っている。

 例えば、デンマークの海運大手A.P.モラー・マースクの株価は、12月12日時点で10310DKK(デンマーク・クローネ)だったが、あれよあれよと値上がりを続け年明けの1月5日には14120DKK(約30万2748円)記録した。1月26日時点では、12680DKKと若干下がっているが、2023年の11月、12月と比較するとまだ高いといえよう。

 台湾の長栄海運(エバーグリーン・マリン)も、11月30日時点で112TWD(台湾ドル)だったが、1月5日に162.50TWD(約768円)を記録し、以降は若干落ち着きつつあるものの150TWD前後を推移している。

 日本では、日本郵船の株式が、12月14日の終値3705円を底に上昇を続け、1月16日に5000円を突破した。以降、5000円前後で推移している。

 新型コロナ感染拡大時に、外出制限にともなう港湾作業員や陸送要員不足により港で船が滞留し、海上貨物輸送の需給が逼迫したことが記憶に新しい。

 ただこのときは、A.P.モラー・マースクの株価は20000DKKをはるかに超えていた。それからすると、今回の株価上昇ははるかにおよばないという意見もあるが、急激な値上がりやその背景により注目されたといえよう。

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