街なかで見かける「色付きフロントガラス」 あれは一体何なのか?

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街なかで見かける着色フロントガラスのクルマ。着色の理由とは。

着色のメリット

フィルムを貼った自動車のフロントガラス(画像:写真AC)
フィルムを貼った自動車のフロントガラス(画像:写真AC)

 フロントガラスの色が異なるクルマは、最近になって急に登場したわけではない。BMWやメルセデス・ベンツなどの欧州車では着色フロントガラスが採用されており、日本でもかつて日産のシーマやトヨタのセルシオなどの高級車に採用されていた。

 そんな経緯もあり、高級感を演出するために着色フロントガラスに変更するケースもある。クルマの外装の

「約3割」

はガラスといわれるだけに、この部分に色を加えることでドレスアップ効果も期待できる。

 日本自動車連盟(JAF)の公式サイトには、着色フィルム、カーフィルムをガラスに貼ることで、車内に入る太陽光線や紫外線を大幅にカットすることができ、車内のプライバシー保護にも役立つとある。これらの機能を高めるために、人によっては異なる色のフロントガラスを持つこともある。

 これだけを見ると、色違いのフロントガラスはよいことのように思える。そして、標準装備されているクルマもあるので、着色されたフロントガラスを持つこと自体が違法というわけではなさそうだ。では、どのような場合に違法とならないのか。

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