ダイハツは3車種「型式指定」取り消しで、今後どうなってしまうのか? 大手自動車会社の元エンジニアが考える

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ダイハツ不正問題で3車種の認証取消について、大手自動車会社でエンジンの企画・設計・開発に長年携わってきた筆者が掘り下げていく。

型式指定再取得への課題

不正行為は、2015年と2022年の件数が多い。2015年についてトヨタ自動車(以下トヨタ)は記者会見で、「(トヨタへの)供給が増えたことが、現場の負担になっていたと認識できず、反省している」と述べた(画像:第三者委員会)
不正行為は、2015年と2022年の件数が多い。2015年についてトヨタ自動車(以下トヨタ)は記者会見で、「(トヨタへの)供給が増えたことが、現場の負担になっていたと認識できず、反省している」と述べた(画像:第三者委員会)

 海外での生産・販売再開については、2023年の記者会見でダイハツが説明したとおり、各国の規制当局との交渉により決定する。

 インドネシアとマレーシアでは、ダイハツが第三者認証機関による安全性の再確認結果を両国当局に説明し、承認を得たことから、12月25日に両国工場で生産を再開したことを明らかにしている。

 今回型式指定を取り消された3車種はインドネシアで生産されているが、輸入車として型式指定を受けている日本ではまだ販売を再開できない。販売再開のために型式指定を再申請するには、まず国土交通省の是正命令に応じる必要がある。

 国土交通省はダイハツに対し、1か月以内に「抜本的な再発防止策」を策定し、四半期ごとに実施状況を報告するよう求めている。

 また、国土交通省は現在、道路運送車両法の基準への適合を確認するための試験を実施しており、その結果によって残りの43車種の生産・販売が再開されるか、型式指定が取り消されるかが決まる。

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