日本人も過去には犠牲に 世界で勃発する「鉄道テロ」とは何か

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クリスマスシーズンが到来する欧米諸国では今日、イスラム過激派関連のテロへの警戒が広がり、空港や駅、宗教施設などで厳重な警備体制が敷かれている。

パリオリンピックの警戒

マドリードのアトーチャ駅(画像:写真AC)
マドリードのアトーチャ駅(画像:写真AC)

 一方、21世紀以降で最も大きな鉄道テロとなったのが、2004年3月に発生したスペイン・マドリード列車爆破テロである。

 2004年3月11日早朝、マドリード中心部にある三つの駅で四つの列車で次々に爆発が起き、190人あまりが死亡、負傷者は1000人を超えた。最初はアトーチャ駅に入ってきた列車で3回の爆発があり、時を同じくしてエル・ポソ駅に停車していた列車で2回、サンタ・エウヘニア駅で1回の爆発があった。その他の列車でも4回の爆発があり、通勤のラッシュアワーということもあり被害が拡大した。

 この事件では当初はスペイン国内でテロを繰り返し、バスク地方の独立を掲げるETA(バスク祖国と自由)が犯行組織として浮上したが、その後アブ・ハフス・アル・マスリ旅団というイスラム過激化が犯行声明を出した。犯行組織はスペイン軍のイラクからの撤退を要求し、その後スペイン政府は軍をイラクから撤退させた。

 ほかにも鉄道を狙ったテロ事件は各国で発生してきたが、2024年夏にはパリでオリンピックが開催され、多くの外国人がパリを訪問するだろう。今日のイスラエル情勢が2024年夏にどうなっているかはわからないが、パリ市内にも多くの地下鉄が走っており、現地警察、軍などは地下鉄駅構内などでのテロ警備を強化することだろう。

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