台湾の公共交通革命? 1200元でつながる月決め「TPASS」、自動車・バイク依存から脱却できるか

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通勤・通学者向けの月決め交通パス「TPASS」が計画された。中央政府はこのプロジェクトに200億台湾元(約940億円)の予算を提供し、地方政府による定期券制度の計画・推進を支援している。

3日以内の払い戻しも可能

台湾TPASS各プランの一覧表(画像:陳逸如)
台湾TPASS各プランの一覧表(画像:陳逸如)

 定期券は主に通勤者向けに設計されたものだが、無記名式で、さまざまな交通機関で利用でき、適用範囲も広い。そのため、台湾を訪れる観光客にとっても非常に便利である。

 旅行前に公共交通の公式ウェブサイトで必要な交通費を確認し、1200元を超える場合はTPASSが最適であり、1200元未満であっても、1枚のチケットでさまざまな公共交通を利用できる利便性を享受できる。

 また、TPASSは利用開始後3日以内であれば、公共交通の駅で払い戻し手続きができる。

 このように、TPASS定期券は台湾の公共交通にとって、より使いやすく、経済的で便利な選択肢であり、通勤客だけでなく、観光客にも大いに役立つだろう。

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