テスラ「低価格EV」投入 400万円は確かに安いが、ガソリン車の方が財布にまだ優しい現実
11月上旬、テスラが2万5000ユーロ(約400万円)以下の低価格EVを投入すると報じられた。今後を予測する。
テスラ、低価格EV投入の報道
11月上旬、テスラが2万5000ユーロ(約400万円)以下の低価格電気自動車(EV)を投入すると報じられた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、発売時期は未定であるが、ドイツのベルリン工場が生産を担当すると認めている。
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現行モデルでは、モデル3が約4万3000ユーロ(約690万円)と最も安く、約60%低価格のエントリーモデルとなる。
新型モデルは2モデルあり、非公式であるがそれぞれ
・モデルQ
・モデル2
と呼ばれている。
モデルQは、ティーザー写真ではシルエットがモデルYに似ており、モデルYを少しコンパクトにしたものとなるそうだ。
車体を小型化するにあたり、比亜迪(BYD)から提供されるリン酸鉄リチウム電池(LFP電池)を構造用バッテリーとして採用するとみられている。LFP電池により、従来のバッテリーと比較して35%小型化を図れるとともに、部品点数も少なくなる。その結果として、車両重量が10%軽くなり、充電1回あたりの航続距離も14%延長されるという。なかには、航続距離が400kmも可能となるという記事も見受けられた。
モデル2については、詳細な情報が見つからなかったが、
「現在上海のギガファクトリーにある、研究開発(R&D)センターで開発が進められている」
と、テスラのインサイダーの情報がアップされていた。