仙台空港「国際線」次々再開 22年度の旅客数「前年1.7倍」という実績、さらなる路線拡大で東北の発展寄与できるか

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仙台空港の国際線再開が加速している。首長のトップセールスや地上スタッフの人員強化などを通じてさらなる充実を目指す。今後どうなるのか。

国内外からの観光客誘致へ地域一体

仙台国際空港のウェブサイト(画像:仙台国際空港)
仙台国際空港のウェブサイト(画像:仙台国際空港)

 空港の民営化を契機に、国内外からの観光客誘致に向けて地域が一体となったプロモーションを展開。県南の4市9町が連携して「宮城インバウンドDMO」が設立された。

DMO(デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)は地域の関係者と共同して観光地域づくりを行う法人のことで、同DMOの設立には企画・構想段階から七十七銀行が関わったほか、仙台国際空港もアドバイザーとして関与している。

 仙台空港は観光の玄関口であり、空港に降り立った人に、どうやって各地域の魅力を伝え、実際に観光地に行ってもらうか。そういったことを各自治体や地域の現状を熟知している地方銀行が協議することの意味は大きい。

 観光は幅広い総合産業であり、波及効果も大きい。旅客数を増やすことは、自治体や空港のみならず、地域全体の期待も集まる。

空港ネットワークの利便性向上

仙台空港旅客数の推移(画像:仙台国際空港)
仙台空港旅客数の推移(画像:仙台国際空港)

 仙台空港の2022年度の旅客数は、国内線と国際線で約280万人と、前年度の1.7倍に増えた。新型コロナウイルス流行前の2019年度と比べると

「約7割」

だった。

 2022年度は年間を通して緊急事態宣言が出されず、行動制限の緩和や国際線の再開などによって旅行需要が高まった。県は

「仙台空港直行便がある都市で、東北からの出国にも関わらず、成田や羽田が利用されるケースが多い。これは、仙台空港の国際線が午後発で現地滞在時間が短くなるといったことに起因するとみている」

と分析。

「仙台空港の空港ネットワークの利便性を高めることで、旅行者が使いやすい空港にしていきたい」

としている。

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