パンク無し&メンテナンス不要 画期的「エアレスタイヤ」は将来普及するのか? 革新性に立ちはだかるさまざまな壁とは
近年、自動車業界ではタイヤ技術の進歩が著しいが、そのなかでも特に注目を集めているのが「エアレスタイヤ」だ。いったいなぜか。
進化するタイヤ技術

近年、自動車業界ではタイヤ技術の進歩が著しいが、そのなかでも特に注目を集めているのが「エアレスタイヤ」だ。以前は自転車用に開発されていたが、ここ数年で自動車用にも開発され、その特徴に注目が集まっている。
特に、ミシュランは配送事業大手のDHLエクスプレスと提携し、2023年1月からエアレスタイヤを装着したDHLの車両がシンガポールで運行される。そのほか、2023年6月からはフランス郵政公社との提携により、手紙や小包を配達する車両の一部にも採用される。
積極的に開発が進められているミシュランのエアレスタイヤは、「UPTIS(Unique Puncture-proof Tire System)シリーズ」と名付けられ、独自のタイヤ構造による防パンク性能とメンテナンスのたやすさが大きなメリットとなっている。ほかにも、ブリヂストンやトーヨータイヤなど、日本のタイヤメーカーも軒並みエアレスタイヤを開発している。
そんなエアレスタイヤだが、今後の人気アイテムになるのだろうか。