なぜ、あなたは高速道路の「サービスエリア」を全然活用できないのか? 根本理由を回答する

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高速道路を走る上で欠かせないのが、SAの利用だ。SAはPAとともに高速道路の休憩ポイントである。ただ、十分に活用できていないケースもある。特に近年はその傾向が強い。

利用の際のアドバイス

SAやPAがないところが多い新直轄方式の建設路線(画像:都野塚也)
SAやPAがないところが多い新直轄方式の建設路線(画像:都野塚也)

 SAを満足に使えるかどうかが、その後のドライブの質、大げさにいえばドライブの総合的な楽しさに影響する。近年では、そもそもSA自体が利用できず、ストレスやフラストレーションにつながるケースもある。主な理由としては次のとおりだ。

・次のSAまでの距離が遠い(長いと100km以上ないこともある)
・SAが混雑していて敷地にすら入れない

 近年、高速道路は次々と新設され、ネットワークは拡大しているが、SAの整備が追いついていない地域や区間はまだ少なくない。また、国や地方自治体が高速道路の建設費や維持費を負担する新直轄方式で建設された路線では、主にコスト削減のためにSAやPAが設置されないことが多い。

 SAが年々充実するにつれて人気が上がり、路線の交通量やSA利用者数が多い場所では、大型連休や交通ピーク時にSA前の路肩から渋滞の列ができることがある。これがいわゆる

「SA渋滞」

と呼ばれるもので、これからの年末年始の渋滞ピーク時に高速道路を利用する際には注意が必要だ。

 利用したいと思ったときに、利用したいと思った場所でSAを使えないのは、精神的にも肉体的にも負担が大きい。そのため、立ち寄るSAを選ぶ際には、上記のことを考慮してほしい。

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