なぜ、あなたは高速道路の「サービスエリア」を全然活用できないのか? 根本理由を回答する
高速道路を走る上で欠かせないのが、SAの利用だ。SAはPAとともに高速道路の休憩ポイントである。ただ、十分に活用できていないケースもある。特に近年はその傾向が強い。
SAのイメージの誤解
利用者がSAを十分に活用できない主な理由は、利用したい施設がないことである。これは、
「SAだから必要なものはすべてそろっている」
という印象を持っている場合に起こりうる。よくあるのが、SAだからガソリンスタンドがあるはずなのに、なかったというケースだ。
名神高速道路(名神)の大津SA(滋賀県大津市)には上下線ともにガソリンスタンドがない。ほかにも、24時間営業ではないところが近年増えている。
逆に、SAより狭いと思われがちなPAにガソリンスタンドが設置されているケースもある。SAはPAよりも施設が充実しているように見えるが、必ずしもそうではないのだ。
日本海東北自動車道の豊栄SA(新潟県新潟市)や山陰自動車道の宍道湖SA(島根県松江市)は、SAと名付けられているが、一般的なSAよりも小さい。
逆に、名神の草津PA(滋賀県大津市・草津市)と関越自動車道の三芳PA(埼玉県三芳町)は、PAという名前だが、SA並みの施設を持っている。