「空のWi-Fi戦争」勃発 利権を巡り、米競合2社の“仁義なき戦い”激化 いったいなぜ?

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今、米国で同業の競合2社が壮大な“ケンカ”を繰り広げている。ともに米国に本社をおくスマートスカイインターネットワークス、ゴーゴービジネスアビエーションだ。両社ともに同じ分野でサービスを提供している。

空の利権を争うワケ

飛行機(画像:写真AC)
飛行機(画像:写真AC)

 今やわれわれは、家でも職場でも学校でも、カフェでも電車の中でも路上でも、インターネットを常に利用している。インターネットにつながらないと不安になる人もいるだろう。現代人には、もうインターネットは必要不可欠なライフラインだ。

 そして今や飛行機のなかでもインターネットが利用できる時代となっている。恐ろしいほどの進化だ。インターネット通信の技術がこれほどのスピードで進化する理由、それは他でもない「需要があるから」そしてそれが「売れるから」にほかならない。地上で飽和しつつある市場から、空へと目が向けられたわけだ。そしてその裏で、技術開発のし烈な競争が発生するのだろう。

 スマートスカイとゴーゴーは、今大きな需要があるビジネスの世界で、その「利権」を巡って争っている。裁判の行方は専門知識のない素人には予想のしようもないが、当事者たちは会社の命運を賭けて闘っている。負けた時の損害は計り知れないのだろう。

 そんな状況をよそに、サービスを買う側は、競合が存在することで利用しやすい価格に収まる可能性を予測し、このバトルを歓迎する声もある。われわれ一般の利用者からすると、正直どちらが勝ってもあまり関係がない。技術がどのようなものであれ、プロバイダーがどこであれ、安定したWi-Fi環境さえあればそれでいい。それを当たり前のように利用して、つながりにくいと文句をいうのだ。

 空という困難な場所でのインターネット環境を実現するため、切磋琢磨(せっさたくま)して技術開発している企業があることに少しばかり心を配り、当たり前でないことを当たり前にしてくれていることに感謝してみるべきかと思った。

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