「空のWi-Fi戦争」勃発 利権を巡り、米競合2社の“仁義なき戦い”激化 いったいなぜ?
航空機内でインターネットが使える理由

電車の中でこの「スマートスカイとゴーゴーの裁判沙汰」についてのニュースを読んでいてふと思った。あれ、そういえば電車内って、いつからインターネット使えるようになったっけ?
若い世代なら「え、当たり前でしょ」と思うかもしれない。しかし、大きな箱型のデスクトップパソコンの前で
「ぴ~ひょろろ~、びよんびよん」
という妙な音を聞きながら、電話回線ではなかなかつながらないインターネットに悶々(もんもん)としていた世代としては、結構なスピードで移動している乗り物内で安定したインターネット接続を享受できているなんて、よく考えてみると驚きなのだ。
ここで、今更聞けないレベルの疑問が頭をもたげる。そもそもインターネットって、どうやって接続しているのだろうか。
地上では、ATG(Air to Ground = 空中から地面へ)システムという方法でインターネット接続しているらしい。簡単にいうと
「いろいろな所にアンテナを立ててそれで電波をリレー式にひろう」
方式で、いわゆるスマートフォンの4Gや5Gなどのインターネット環境がそれなのだろう。出先や移動中の電車内でもスマートフォンでインターネットがつながるのは、あっちこっちのアンテナからとっかえひっかえ信号を受信してるから……と理解した。
ではWi-Fiとは何なのか。Wi-Fiは、ルーターを介して一定の範囲でのインターネット通信を可能にするシステムだ。つまり数10mの範囲でしか利用できない。
では、一体どうして飛行機の中でインターネットがつながるのだろう。地上のアンテナをキャッチすることはできない。Wi-Fiにしても数十mが守備範囲であるなら、高度1万mの上空で利用などできそうにない。
ところが、航空機はWi-Fiを利用するのだそうだ。飛行機にアンテナをつけ、上空はるかかなたの静止衛星を中継基地として情報をやり取りできる仕組みを構築している。そしてWi-Fi技術により航空機内にインターネット環境を提供できているという。
わかったようなわからないような、しかしとにかくすごい技術だ。それはもう、特許がとれるレベルの技術もいっぱいあるのだろう。