カーナビ“交換NG”のクルマが続出、純正品の性能向上で「社外品メーカー」は生き残れるのか?
近年、さまざまな自動車メーカーが、純正カーナビシステムの性能向上に注力している。その結果、純正品は高性能で使いやすくなり、ユーザーの要望に応えることができるようになった。
純正品にはないメリット

では、社外品の魅力とは一体何だろうか。
まず、純正品に比べて安価で、多くの選択肢が利用可能であることだ。一般的に純正品は高機能である代わりに非常に高価であり、オプションとして購入する際に追加費用がかさむことが一般的だ。そのため、格安な社外品は多くの消費者にとって魅力的な選択肢であり、特に予算に制約のあるドライバーにとっては重要な要素である。
また社外品の市場には、さまざまなメーカーから多種多様なモデルが提供されており、使用目的や機能、予算に合わせて選択できる。この多様性は、ユーザーにとって最適なカーナビを見つけやすくし、自分のニーズに合った機能を選択できることを意味している。
さらに社外品は、購入前に店頭で使用感をチェックすることが可能となる。純正品の場合、車を購入する際に同時にカーナビを選ぶことが一般的であり、試しに使用感を確かめる機会は限られている。しかし、社外品のカーナビは一般的に店頭で実際に触れて試すことができるため、購入前に自分に合うかどうかを確認できる利点がある。
そして異なるメーカーのクルマに乗り換える際にも、社外品はそのまま引き継ぐことができる点も魅力的だ。純正品は車種に固定されていることが多いため、車を乗り換える際に新たにカーナビを購入する必要が生じるが、社外品は取り外しや再利用が容易となる。
これにより、車の乗り換えや買い替えに際して、新たなカーナビシステムを手に入れるための追加費用を抑えられるのだ。社外品には純正品にはないメリットを持っており、ドライバーにとって魅力的な存在だといえるだろう。