「運転代行」ビジネスが抱える致命的な欠陥 「呼んでもなかなか来ない」を解決するために必要な3つの対策とは
年間1250億円以上といわれる運転代行業界の市場規模。同業界の抱えた課題とその対策とは。
利用者は「白タク行為」にご注意を

最後に、運手代行を利用する側の注意点もまとめておこう。
まず、依頼者が同乗するのは代行運転者が運転する依頼者自身の車両のみであり、随伴車への同乗はいわゆる
「白タク行為」
として違法となる。
これは、例えば飲食店から依頼者の車両が置いてある駐車場までといった短距離でも変わらない。この件について違法であるとの認識を持たずに随伴車に乗って移動したと回答した人物が、先に掲げた警察庁と国土交通省の調査でおおむね
「10%」
存在したことにも注意する必要がある。
同じく、飲食店に定員4人の車両に4人フル乗車で訪れ、帰りに運転代行を依頼したとする。この場合、代行運転者が乗るとそれまでの乗員ひとりがあぶれてしまうことになる。あぶれたからといって、随伴車に同乗することはこれも白タク行為として違法となることは理解しておくべきである。
自動車運転代行業は、社会的に見れば
「飲酒運転の撲滅」
という意味では非常に意義のある存在だ。そのためには、現在のさまざまな課題をクリアした上で、サービス業として健全な発展を望みたいところである。