被災者を救え! アマゾン国内初「災害救援拠点」開設に見る、自治体連携の大きな可能性とは

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アマゾンジャパンが、兵庫県尼崎市に災害支援物資の備蓄拠点を設けると発表した。その背景には何があるのか。

意義ある拠点増加

支援物資を届けるトラックのイメージ(画像:写真AC)
支援物資を届けるトラックのイメージ(画像:写真AC)

 また、支援物資を必要となる場所に届けるうえで大きなネックとなるのが

「道路の寸断」

である。

 道路が土砂で埋まったり陥没したりした場合、トラックで配送することができなくなる。この場合、一度に運べる量は大きくないが

・ヘリコプター
・ドローン

を活用するといった配送手段の確保が課題となる。この対策としても支援物資の受け入れや供給するための拠点を各地に増やしておくことの意義は大きい。

 これらの意義からも、今回のアマゾンの取り組みは災害支援に対する一助になることは間違いない。アマゾンでは他の拠点でも同様の取り組みを進めていくという。また、アマゾン以外の企業も自治体との連携を強化したり、自主的な災害支援策を構築したりして物資供給の拠点が増えていくことが期待されている。

 支援物資を供給する拠点が増えれば増えるほど、被災者に必要なものを届けることができる割合が増え、きめ細かなニーズにも対応しやすくなる。災害時に支援してくれる企業が増加していることに、一住民としても感謝したい。

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