H3ロケット失敗で影響? 宇宙から「違法盛り土」を監視する実証実験、その先進的な取り組みをご存じか

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不適切な盛り土が全国で次々と明らかになった。そこで静岡県は、新年度から盛り土発見のための新手法の実証実験に乗り出す。使用するのは、フランスやイタリアの人工衛星だ。

パトロールは「目視確認」レベル

盛り土現地確認の様子(画像:国土交通省)
盛り土現地確認の様子(画像:国土交通省)

 新手法の前に、従来の監視方法を確認したい。

 現状、不審な盛り土の調査にはドローンや監視カメラ等を使用する場合もあるが、一般に、

・職員によるパトロール
・住民からの通報

で判明する場合が8割以上と圧倒的に多い。

 国土交通省の調査によると、パトロールの頻度は8割以上の自治体で月1回以上、一部では毎日行っている自治体もあるという。また、1回あたりのパトロール人数はふたり体制が7割である一方、一部の自治体では6人で行うところもある。

 人手も時間も十分に割かれているように見えるパトロールだが、明らかな違法性が確認できない限りその土地に立ち入ることは難しいため、公道からの目視確認にとどまるのが現状だ。

 しかし、盛り土は森林を切り開くなどして人目につきにくい場所に造成されることから、地上から人の目だけで行うのには限界があった。

 そこで、国土交通省は以前からパトロールと併せて、より効率的に空から盛り土を抽出する方法を模索してきた。これまでに具体的な方法として挙げられたのは、

1.人工衛星搭載の合成開口レーダー(SAR)による差分解析
2.数値標高モデル(DEM)の解析
3.光学衛星画像の解析

の三つだ。

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