クルマ漫画が火付け役? 昭和の閃光「ヤングタイマー車」が人気! カクカクデザインに今さらながらシビれるぜ

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ヤングタイマー車は中古車におけるひとつのジャンルであり、登録初年度から15年から30年を経過した自動車を指す。

自動車漫画が火付け役となる例も

『オーバーレブ!』(画像:小学館)
『オーバーレブ!』(画像:小学館)

 元々名車として呼び声が高く人気のあったヤングタイマー車が、自動車漫画により広く世間に認知されるようになった例もある。

 走り屋をテーマにした漫画『頭文字D(イニシャルD)』の主人公が乗っていた

「カローラレビン スプリンタートレノ AE86(1983年販売開始)」

は、漫画を通じて世間的な認知度が高くなったヤングタイマー車のひとつだ。街中で、車体に「藤原とうふ店」のロゴの入ったトレノAE86を見かけて、「あの車何?」と驚いた人もいるだろう。

 このほか、伝説のクルマ漫画『オーバーレブ!』に登場した初代MR2(1984年販売開始)やシルビアS13型(1988年販売開始)、『湾岸ミッドナイト』のスカイラインGT-R BNR32(1989年販売開始)などがある。インターネットで車両価格を調べると、中古車にもかかわらず現在でも

「400万円」

を超える車もあり、ヤングタイマー車の人気の底堅さをうかがえる。

今では「1980年代の車」

『湾岸ミッドナイト』(画像:講談社)
『湾岸ミッドナイト』(画像:講談社)

 しかしながら、不思議に思うことがある。

 ここで挙げた漫画に登場したのは全て1980年代の車であり、販売開始から30年を余裕で超えているのだ。今の時間(2023年)を基準とした経過年数でいうとオールドタイマーではないだろうか。

 この謎を解く鍵は、漫画連載時期とテレビアニメ化および一般的な認知時期のタイムラグにある。

 例えば、頭文字Dは1995(平成7)年に連載開始され、1998年にテレビアニメ化されている。トレノAE86は、連載開始時点ではバリバリの現役であったが、テレビアニメ化を通じて広く認知された時点では、既に販売開始後15年たっていた。

 このため、2000年以降に漫画やアニメを通じて1980年代の車を知った層にとっては、確かにヤングタイマー車なのだ。現在でも、

「ヤングタイマー車 = 1980年代の車」

として扱われる例が散見されるのも無理はない。

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