「車検の前だけ交換」「夏でもスタッドレス」 タイヤへの無関心が“命取り”になるワケ
「タイヤ交換は面倒」「交換費用がもったいない」と思っていたら、命取りになることもある。タイヤについて説明する。
夏に冬用タイヤも

タイヤ選びは本来、運転時の安全性にも関わる大切なことなのだが、銘柄やグレードなど意外に無関心な人が多いと筆者(松尾彰、フリーライター)は感じている。実際、タイヤ交換の際、選ぶ基準が「価格」という人も多く、国内の市場も安価な輸入タイヤが伸びている。
また、タイヤ交換が面倒なのか、節約のつもりなのかは不明だが、夏でもスタッドレスタイヤで走っている車を見かける。無関心、無頓着なのかもしれないが、そうした人は、ディーラーや整備士のアドバイスを受けたときに気が付いて、ようやく交換について考えるのだろうか。夏にスタッドレスタイヤを使えば、寿命が短くなり、結果的には不経済なのだが。
事業用車両ではどうだろう。運行前点検や車検のほか、車種によって3カ月ごとなどの法定点検が義務づけられているので、タイヤの摩耗や破損の発見は早くなる。しかし溝の減ったタイヤで走るトラックも見かける。事業用車両は走行距離も長くなり、費用負担も多いため、使用期間を長くして交換費用を抑えたいのだろうが、やはり危険である。