江ノ電が71年ぶりの「ダイヤ改正」に踏み切ったワケ 発車時刻は「12分間隔 → 14分」で苦情出ないのか
江ノ島電鉄が3月18日にダイヤ改正を実施する。「71年ぶり」の大規模な変更の背景を探る。
路面走行区間がネック

江ノ島電鉄が運行間隔拡大の理由として挙げたのは、列車遅延の「回復力」である。
江ノ電は全区間が単線で、途中5カ所の駅・信号場で列車の行き違いを行っている。従って、1本の列車が遅れてしまうと、反対方向の列車も待たされてしまい、遅れが全線に波及・増幅してしまう難点がある。中でもボトルネックは、江ノ島~腰越間にある併用軌道だ。
江ノ電は専用の線路を持つ一般の鉄道だが、この1駅間に限っては、道路上を路面電車のように走るのである。観光客にとって見どころである一方、運転の上では「難所」だ。渋滞が頻発する海岸線の国道134号を避けようとする車が入り交じり、昼間は交通量が多い。特に週末は、江ノ電の「路面走行」に慣れないドライバーも多いことから、不測の事態も起きやすい。安全のため電車が最徐行、あるいは急停止することが常態化しているのだ。