スペックはバイク以上? 昭和レトロな「電動三輪車」の可能性、日本の利用拡大に必要な条件とは

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国内で16番目の自動車メーカーとして電動三輪車で新規参入した、日本エレクトライクという会社をご存じだろうか。同社を通して電動三輪車の可能性を探る。

国内で16番目の自動車メーカー

エレクトライク(画像:日本エレクトライク)
エレクトライク(画像:日本エレクトライク)

 突然であるが、日本エレクトライクという会社をご存じだろうか。なかには、「久しぶりにこの会社名を耳にした」という人もいるだろう。日本エレクトライクは、今から約7年前に国土交通省より型式認定を受けた会社である。当時は、国内で16番目の自動車メーカーとして電動三輪車で新規参入し話題となった。

 自動車の型式認定制度とは、自動車を製造または販売しようとする者が、国土交通省大臣に申請または届け出を行い、保安基準の適合性など厳しい審査により自動車の型式認定を受ける制度である。この型式認定を受けることで、自動車メーカーとして大手を振って、自動車を量産して販売できるようになるのだ。

 国内16番目の自動車メーカーとなった日本エレクトライクは、自動車好きの創業者が還暦になって設立し、東海大学と産学連携で開発を進めてきた電動三輪自動車で型式認定を受けた点でも話題になった。ちなみに、エレクトライクは、電気や電動を意味するエレクトリックと三輪車を意味するトライクを組み合わせた造語である。

 現在は、神奈川県川崎市を拠点に、バッテリー充電で走行するエレクトライクと太陽光発電のみで走行するソーラートライクが販売されている。

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