飛行機を襲う自然災害! なぜLCCは大手より先に「欠航」を発表するのか
LCCは大手航空会社より先に発表する欠航の割合が高い。いったいなぜか。
「門限」がある空港はさらに欠航が増えやすい

もし欠航した場合、損失はその1便だけではない。飛行機は目的地に飛び、その折り返し便もある。単純な往復だけでなく、まるで三角飛びのようにいくつかの目的地を経て機材が戻るパターンも存在する。
例えば、2022年12月18日、日本海側を中心に大雪となり、空の便は軒並み影響を受けた。特に、大阪・伊丹空港では「滑走路の運用時間が7時から21時」と決められているため、夕方以降の伊丹到着便に「21時までに間に合わない」と欠航が相次いだ。大幅遅延でも伊丹に着陸できた便はまだよく、24時間運用である関西空港へダイバートした便もあった。