ダイハツ「ハイゼットトラック」、モビリティの「オートカラーアウォード2022」グランプリを受賞

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日本流行色協会が本年度の「オートカラーアウォード2022」の結果を発表。グランプリにはダイハツ工業の「ハイゼットトラック」が選ばれた。

カラーデザインを評価

グランプリ受賞ダイハツのみなさん(画像:日本流行色協会)
グランプリ受賞ダイハツのみなさん(画像:日本流行色協会)

 日本流行色協会(JAFCA、東京都千代田区)は12月15日、「オートカラーアウォード2022」の結果を発表。グランプリにはダイハツ工業の「ハイゼットトラック」が選ばれた。

 オートカラーアウォードはモビリティのカラーデザインの企画力や、形との調和を含む、内外装すべてのカラーデザインの美しさを評価する顕彰制度で、2022年で24回目を迎える。

 審査対象は、カラーデザイン開発に最も注力した、日本国内市場に向けて販売されるモビリティのカラーデザインで、2021年12月9日~2022年12月末までに一般消費者が購入(リース)できる旨を発表しているモビリティ。また、審査視点は、

・市場に影響を与えたか
・モビリティのカラーデザインとして企画、発想が優れているか
・デザインの企画、発想が他業種の手本となりえるか
・従来にない色域に挑戦して成果をあげているか
・狙い通りのカラーが表現されているか
・モビリティ全体でカラーの調和が考えられているか

となっている。

 選ばれたのは、ハイゼットトラックの

・カラー/エクステリア:アイスグリーン、ファイアークオーツレッドメタリック、オフビートカーキメタリック
・インテリア:ブラック

 同協会は受賞理由について、次のようにコメントしている。

「これまでの働くクルマに対して“快適さ”という言葉は無縁だった。なぜなら日本の「働く」という考え方に、誤解を恐れずにいえば働く現場に“快適さ”を求めてはいけないという不文律があったのではないか、と思う。働くことは苦痛をともなうべきもので、むしろその苦痛の表現こそが美しい…と、もしかしたら日本のモノづくりの根底にこの不文律があるのではないか。だからデザインが変わらない、そういうことが身の回りにたくさんあるのではないか?頻繁に乗り降りする時にシートに摩擦が生じる位置に縫い目があった。その縫い目の位置を変えることは、これまでの慣例を超えることで一朝一夕ではできない。その一歩を踏み出して、「快適に仕事をする」ことへの「解」をみごとに導き出した。エクステリアも顧客の好みを反映し、なおかつ、働く現場のロケーションになじむよう調整されている」

 また、本田技術研究所「HAWK11」(カラー:パールホークスアイブルー)が特別賞に選ばれた。同協会は、次のようにコメントしている。

「今回、ノミネートされたCMFデザイン全体では、「自然風景をCMF」で表現するという傾向が目立った。コロナ禍で空気を思う存分吸える場所に行きたいという思いがあってか、アウトドアブームともいえる現象が起きた。それはコロナ禍のためだけではなく、デジタル化していく社会と自らの身体が持つ「自然」との矛盾を解消する時間ではなかったのか?バイクは身体と一体となって動くモビリティ、身体感覚をフルに活動させて味わう「心象」をみごとにCMFで表現している」

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