カーマニアなら当然知ってる? イタリアのクラシックカー認定制度「マセラティ・クラシケ・プログラム」とは何か

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イタリアの伝統ある自動車メーカー、マセラティは、自社が認定する「クラシックカー」の明確な指標を示しており、日本にある車両も認定を受けた。その制度を紹介する。

「生産当時の姿」にこだわる

 ちなみにギブリが生産されていた時期は、後にわが国で巻き起こる、いわゆる「スーパーカーブーム」とは数年間のずれがあったことから、スーパーカーブームの真っただ中でも、その存在はごく一部の熱心なマニアに知られていただけだった。

 スーパーカーブームの中でのマセラティといえば、それはミッドシップのボーラやメラクSSであり、ギブリはまさに知る人ぞ知る存在だった。スーパーカーにはさまざまな魅力があるが、その中でもこうした「あまり知られていないこと」もまた重要な要素であるというのは、あながち的外れではあるまい。

 なお、マセラティ・クラシケは、クラシックモデルの認定の他に、そうしたクラシックモデルの補修に必要なスペアパーツの再生産も担っている。いずれも生産当時のオリジナル設計に忠実に再生産された純正パーツであることは当然であり、加えてこれらの再生産パーツを使ったさまざまなレベルでのレストアも可能となっている。

 オリジナルを生産したメーカーによるレストアこそは、あらゆる条件を鑑みて、最も理想的なプログラムであり、今後はこうしたサービスを経て新たなサーティフィケーション・オブ・オリジナリティの認定を受けたマセラティのクラシックモデルが続々と登場してくることが期待できるだろう。そしてその中には、わが日本で保存されている車両もきっとあるに違いない。

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