飛行機に乗るのはもはや「恥」なのか? 世界に広がる脱炭素の波、日系エアラインが心血を注ぐCO2削減対策とは
脱炭素の観点から世界に広がる「飛び恥」。そんな不名誉レッテルに航空業界はどのように対応するのか。
「利用者の善意」への依存懸念

グリーン運賃はまだ導入されたばかりの制度だが、環境問題への意識が高い北欧で成功すれば、段階的に多くのエアラインへ広がっていくだろう。
ただ、懸念点はフレックス料金と同じ価格を支払っているにもかかわらず、
・優先搭乗
・払い戻し特典
がないことだ。
一般的に、利用者は航空券代をできるだけ抑えようとするが、グリーン運賃航空券の特典は割安な運賃クラスと同レベルだ。
・利用者の善意
・環境への意識
のみに頼るのではなく、Win-Winにしない限り、環境問題への対策は長期的には広がっていかないだろう。
ICAOが設定した削減目標は2019年の排出量が基準となっているため、JALやANAはこれまで積極的に環境問題に取り組んできた分、目標達成にはさらなる努力が必要だ。
コロナによる消えた2年間の影響もあり、脱炭素化達成への取り組みはコスト面での負担が大きく困難だが、最優先すべき安全性や品質を第一に考えつつ、より一層積極的な取り組みを期待したい。