トヨタ・マツダのロシア撤退だけじゃない! ついに「中国」までもが不満を示し始めた、いよいよロシア離れか
ロシアによるウクライナ侵攻が長引いている。その影響は日本国内企業にも及んでいる。中国やインドもロシアへの不満を示し始め、情勢はいっそう混迷を深めている。
日本企業と欧米企業の間に亀裂も

日本企業と比べ欧米企業のロシア撤退は顕著で、マクドナルドやスターバックス、アップルやエイチアンドエムなど世界的な企業はすでに撤退している。そのような中では、ロシアリスクが日本企業と欧米企業の間に亀裂を生む可能性がある。
すなわち、日本企業と取引がある欧米企業の中には、取引先の日本企業が依然としてロシアで操業・取引を行っていることをよく思わず、その日本企業と距離を置くようになるというシナリオも十分に考えられる。
今回の部分的動員とウクライナ東部4州の併合は、欧米や日本によるさらなる制裁、中国・インドのロシア離れといったものに拍車をかけるだけにとどまらない。
多様で複雑なサプサプライチェーンを持つモビリティ企業を中心に、ロシアでの経済活動を難しくさせ、また欧米企業との関係も注視せざるを得ない状況をつくっている。