パイオニア、地図情報子会社のインクリメント・ピー全事業を投資ファンドに譲渡

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パイオニアが、完全子会社で地図情報事業を営むインクリメント・ピーの全事業をPIPホールディングスに譲渡する。

カーナビ向け地図の開発を目的に1994年創業

パイオニアが目指す2025年の企業像(画像:パイオニア)。
パイオニアが目指す2025年の企業像(画像:パイオニア)。

 パイオニアは2021年3月10日(水)、完全子会社で地図情報事業を営むインクリメント・ピーの全事業をPIPホールディングスに譲渡すると発表した。

 インクリメント・ピーは、パイオニアのカーナビ向け地図データ開発を目的として1994(平成6)年に創業。以来、カーナビ以外の用途を含め、地図や位置情報サービスを提供してきた。

 PIPホールディングスは、投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループが運営するポラリス第5号投資事業有限責任組合などが保有する特別目的会社。同社は、この取引が実行される6月1日(火)に、商号を「インクリメント・ピー株式会社」に変更する予定。

 なお、今回の取引後もパイオニアと新インクリメント・ピーは地図データの開発や提供において協業を継続していくという。

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