ワゴン車も大破! 「シカ衝突事故」過去最多に、果たして防ぐ手立てはあるのか
電車・自動車とシカとの衝突事故は、ここ数年で増加の一途をたどっている。その一方、対策機器も増えている。その現状とは。
シカとの共存に根ざした優しい対策を

電車との衝突防止策として紹介した「シカ踏切」は、電車にはねられた子ジカを見つめる親ジカの姿に心を痛めた鉄道マンの声をきっかけに生まれたシステムだ。
シカとの共存をコンセプトとして、新たな発想で誕生したシカ踏切は、「鉄道と野生動物の関係について、野生動物の視点で考えることの大切さを教えてくれた」として、2017年にグッドデザイン賞を受けた。
全国の事故件数を見ると、シカ踏切はまだ普及拡大には至っていないものと思われるが、このような共存を軸とした対策が広く講じられることを強く願う。
耕作放棄地の増加など、シカの増加には人間が影響していることを忘れず、シカの個体数を適正に管理しつつ、共存していく術を見いだしていく必要がある。