道内空港の異端児? 独立独歩でローカルな「札幌丘珠空港」に予約が殺到してるワケ

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北海道エアポートが運営する7空港では、国内需要を喚起するためさまざまな利用促進策を打ち出している。一方、独立独歩ながら人気を博しているローカル空港もある。札幌丘珠空港だ。

道内で超時短! 丘珠空港の特長は

札幌市東区に位置する札幌丘珠空港(画像:(C)Google)
札幌市東区に位置する札幌丘珠空港(画像:(C)Google)

 札幌丘珠空港は札幌市東区に位置し、静岡・三沢・釧路・函館・利尻などの空港とを結ぶ路線を擁している。

 ご存じのように北海道は面積が広く、鉄道線路の距離で見ると札幌―函館間は318.7km、札幌―釧路間は348.5kmも離れており、電車だと軽く4時間は掛かる。

 札幌―利尻となると稚内まで396.3km。午前7時30分発の特急に乗って到着するのが12時40分、ざっと5時間。そこから船に乗り1時間半ほどかかるので、往路だけで1日掛かりだ。

 それだけに、手軽に航空機を利用する人は増えている。同空港で最も人気の高いのは、やはり利尻航路。夏場になると利用客が大きく増える。札幌を飛び立って1時間足らずで目的地へ着くのだから、当然だろう。

 2022年はコロナ禍が少しは落ち着きを見せているため、夏休み時期を控えた今、1日往復2便をめぐって早くも予約が殺到していると聞く。

 離島といえばもうひとつ、奥尻島も人気だ。

 こちらは函館空港から1日1便。本州客なら新幹線で函館北斗駅で乗り換えて函館へ。そこから飛行機へ行くか、それとも羽田から函館へ飛び、乗り継ぐという方法がある。

 いずれにしても北海道がぐんと“近く”なったのは間違いと言えるだろう。北海道はじめ各市町村は「この夏はぜひ北海道へ」と呼びかけている。

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