「MAZDA2」終了は後退なのか? 初期投資を「80%」減らすマツダ次世代戦略、消えゆく「5ナンバー車」の現在地とは
1990年に383万台超を売った5ナンバー車は、2024年には76万台まで縮小した。マツダがMAZDA2の国内生産終了を決めた背景には、3ナンバー車と軽自動車へ流れる市場変化、EV投資、そして世界戦略の転換がある。
電動化と構造改革を見据えた経営戦略

マツダの「2030経営方針」によると、フェーズ2(2025~2027年)は、経営効率の改善を前提に、
・電池調達
・バッテリー技術開発
・バッテリーEV先行導入
を進める期間とされている。国際競争が厳しさを増すなか、マツダは電動化やソフトウェア定義型車両(SDV)への投資を進めるため、資産負担を抑えながら活用度を高めるライトアセット戦略を進めている。
また、構造的な原価低減で1000億円、固定費で1000億円を削減する目標も掲げている。コスト削減と経営資源の配分を進めることで、競争力の維持と強化を目指す考えだ。
こうした方針のもとでは、市場縮小が続く5ナンバー車の整理は避けにくい。MAZDA2の国内生産終了は、ひとつの時代の区切りであると同時に、今後を見据えた経営判断といえるだろう。