「MAZDA2」終了は後退なのか? 初期投資を「80%」減らすマツダ次世代戦略、消えゆく「5ナンバー車」の現在地とは

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1990年に383万台超を売った5ナンバー車は、2024年には76万台まで縮小した。マツダがMAZDA2の国内生産終了を決めた背景には、3ナンバー車と軽自動車へ流れる市場変化、EV投資、そして世界戦略の転換がある。

EV混流生産に向けた工場の再編

 マツダは2029年以降、電気自動車(EV)の投入を予定しており、防府工場で既存車種との混流生産を行う方針を示している。

 多くのメーカーがEV専用ラインへの投資を進めるなか、マツダは既存車種と同じ工場で生産することで、初期投資を80%減らし、量産までの準備期間も80%短縮できるとしている。

 防府工場では、MAZDA2のほか、CX-60やCX-80などラージモデル7車種を生産している。EVは、ラージモデルを生産している防府第2工場で生産する計画だ。

 EVとMAZDA2では生産ラインが異なるものの、防府工場全体で見ると、年間約2.3万台規模のMAZDA2が生産効率の面で負担となる可能性もある。

 年間約40万台の生産能力を持つ防府工場では、MAZDA2のように販売規模が比較的小さい車種は、設備や人員の配分を見直す際に対象となりやすい。

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