「ガソリン代のために、食費を削る……」 毎日クルマを使う層の48%が突きつけられた、“逃げ場なき家計圧迫”

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パーク24調査で、毎日運転層の48%が「変えたいが変えられない」と回答。ガソリン平均167円40銭、心理的限界150円超が常態化し、家計を圧迫するカーライフの実態が浮かぶ。構造が浮き彫りに。家計圧迫の実態。

未来の分岐点

給油イメージ(画像:写真AC)
給油イメージ(画像:写真AC)

 これから先、私たちの暮らしはいくつかの道にわかれていくことになりそうだ。

 まず考えられるのは、いまの状態がズルズルと続く姿である。政府の補助金によって、価格が160円から170円台に抑え込まれ続ける。利用者は、食費や娯楽を削ってでも移動の手段を守る。アンケートで「なにもしない」と答えた20%の人々や、利用を控える17%の人々は、生活の質を下げながらいまの車を使い続けることになるだろう。移動すること自体が目的となり、肝心の生活の中身が失われていく。

 一方で、変化が急激に進む可能性も捨てきれない。毎日乗る層がついに限界を迎え、車の所有をあきらめる動きが広がる。現在はわずか7%にとどまっているカーシェアの利用や、新しい移動手段への移行が一気に進むかもしれない。車を持つことが当たり前だったこれまでの社会の形が崩れ、人々が住む場所を選ぶ基準も大きく変わっていくはずだ。

 あるいは、さらに大きな転換が起きることも考えられる。燃料価格が本来の市場価格である200円を超え、補助金による維持が立ち行かなくなるケースだ。これまで少数しか考えていなかった燃費の良い車への買い替えではなく、電気自動車への強制的な移行や、地域交通の完全な自動化が加速する。経済産業省がスタンドの調査回数を増やすといったいまの対応さえ、過去の遺物となるのではないか。

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