「ガソリン代のために、食費を削る……」 毎日クルマを使う層の48%が突きつけられた、“逃げ場なき家計圧迫”

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パーク24調査で、毎日運転層の48%が「変えたいが変えられない」と回答。ガソリン平均167円40銭、心理的限界150円超が常態化し、家計を圧迫するカーライフの実態が浮かぶ。構造が浮き彫りに。家計圧迫の実態。

価格抑制と生活実感の乖離

給油イメージ(画像:写真AC)
給油イメージ(画像:写真AC)

 市場データとアンケートの結果を照らし合わせると、なんとも割り切れない現状が浮かび上がってくる。政府は補助金を注ぎ込んでガソリン価格を170円以下に抑え込み、数字の上では確かに落ち着きを見せている。だが、それによって利用者の暮らしが楽になったかといえば、実態はそうではない。

 まず、価格が心理的な防衛線を越えたまま、戻ってこないという点だ。2026年3月の平均価格157円は、多くの人が高いと感じる150円の壁をいまだに超えたままである。かつて170円台という記録的な高値を突きつけられた経験は、人々の間に抜けない不信感を植え付けた。今の値下がりも、決して心のゆとりを生むものではないだろう。むしろ、いつ打ち切られるかわからない、一時的な小休止のように受け止められている。

 さらに、移動の手段を選べないという現実が、人々を苦しめている。実際に利用を控える人は17%、買い替えを考える人はわずか4%に留まっている。その一方で、会員割引や安いスタンドを必死に探す人は41%にまでのぼる。これは、生活の土台を見直すことさえままならず、手元の数円を削って今の車を使い続けるほかない、そんな行き詰まった日常を物語っているのではないか。

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