「車の維持費ショック」の正体――なぜ7割は“整備見積書”に絶望するのか? 任せきりで膨らむ費用の仕組みとは
車検や整備で想定外の出費を経験した人は52.0%。70.3%が費用を高いと感じる一方、対策を取る層は2割程度にとどまる。維持費の負担感は広がりつつある。背景には電動化や安全装備の標準化もある。構造的な負担がじわりと広がる。
維持費上昇の長期傾向

今回の調査が示すのは、車を持ち続けることそのものが重さを増しているという現実だ。52.0%が経験した想定外の出費は、今後も増えていく流れだ。電動化が進み、安全機能が標準装備になるほど、修理や維持にかかる費用は上がり続ける。
これまでのようにディーラーに車を預け、安心を理由に提示額をそのまま支払うやり方を続ければ、支出は膨らみやすい。現状の習慣のままでは、負担を抑えるのは簡単ではない。
車との向き合い方は変わる必要がある。専門店を使い分ける45.0%のように、自分で知識を持ち、
「必要な整備とそうでないものを見極める力」
が求められている。移動の自由を保てるかどうかは、業界に任せるか、自分で維持費を見ていくかで差がつく。
車を持つことが負担の大きい選択になりつつある今、考えることをやめれば、そのまま所有を続けることは難しくなるだろう。