中古車店、暗すぎじゃない? 「なんか入りづらい」その違和感、業者の約6割が感じる“集客のつまずき”とは
中古車展示場の集客課題は深刻化している。従来手法では来場者が減少する一方、LEDによる夜間ライトアップは認知度向上や防犯性強化、展示車の魅力伝達に効果的だ。SNSやウェブ施策と組み合わせた多角的アプローチで、売上増と地域ブランド価値向上が期待される。
販売店の課題点と現代ならではの施策

夜間ライトアップによる集客効果が期待される一方で、中古車販売店の知名度向上は依然として課題となっている。
2025年7月、埼玉県中古自動車販売商工組合「JU埼玉」が実施した「中古車販売における販売促進の課題」調査によれば、過去3年間の販売促進施策では、自社ウェブサイトやSNS(Instagram、LINEなど)での情報発信が最も多く(38.0%)、折込チラシや地域情報誌による広告(30.2%)、店頭POPやイベント企画(28.6%)も一定の割合を占めていた。この結果から、オンライン経由での顧客接点が重視されている一方、
「従来の紙広告や店舗プロモーションも根強い支持を得ている」
ことがわかる。地域コミュニティとの結びつきを守りながら集客する意識が強いのだ。
そのため、各販売店ではアナログとデジタルの両手法を駆使し、多角的に知名度と売上の向上を狙う動きが見られる。夜間ライトアップに加え、柔軟性のある施策の組み合わせが必要である。
実際、近年では在庫管理システムやウェブサイト刷新、商品写真・動画による情報発信を強化した店舗で、月間問い合わせ数や販売台数が大幅に増加した事例がある。また、公式LINEや会員アプリを活用した来店促進や口コミ拡散により、初期投資を抑えつつ長期的な収益安定化を実現した店舗も増えている。