内田有紀が「レンタカーで一緒に乗りたい女優ランキング」で10位になった根本理由
内田有紀の存在価値

内田有紀は1975(昭和50)年生まれ、東京都出身の女優・歌手。中学時代からモデルとして活動を始め、1992年にドラマで女優デビュー。1994(平成6)年には映画『時をかける少女』で主演し、歌手デビュー曲もオリコン1位を獲得。瞬く間にトップアイドルとして注目を集めた。
それ以降もテレビ、映画、舞台と幅広く活躍し、『踊る大捜査線』シリーズや『ドクターX』など話題作にも出演。最近ではドラマ『誘拐の日』で医学博士役を演じたり、映画『ちはやふる めぐり』『劇映画 孤独のグルメ』に登場したりと、変わらぬ存在感を示している。2024年には助演女優賞を受賞し、30年ぶりの始球式にも登場した。
学生時代にはフェンシングに打ち込み、東京都大会で3位入賞の実績もある。芸能界入りから30年以上たった今も、清潔感と落ち着きを兼ね備えた女優として第一線に立ち続ける。露出が少なくても、その安定した魅力が今回のランキングで10位入りする理由になったのだろう。
前述の上位陣は「癒やし」「笑い」「かわいさ」「美しさ」「ときめき」といった明確な評価軸で選ばれているが、ではなぜ内田有紀はランクインしたのか。いくつかの理由が考えられる。
ひとつは世代的な支持。1990年代に青春を過ごした世代にとって、内田有紀はドラマや映画の中で自然に車と結びつく存在として記憶されているようだ。ドライブの体験と彼女の印象が重なった結果、選ばれた可能性がある。
もうひとつは安心感や落ち着き。ドライブは非日常の時間であり、同乗者との距離感も意識される。華やかさよりも安定感を感じさせる内田は、「安心して一緒にドライブできる人物」と評価されたのかもしれない。
さらに、レンタカーやカーシェアなど自家用車以外の移動手段が増えたことも影響していそうだ。ドライブが「所有」よりも「共有」の体験として意識される今、若い人気女優だけでなく、大人の落ち着いた同乗者への関心も高まっている。内田のランクインは、そうした傾向を反映したひとつの結果ともいえそうだ。