テスラ「国内EV首位」に迫る! 日産との差わずか100台、海外勢値下げ攻勢が示す国産車の現実
テスラの国内販売は8月に約980台と前年の2.1倍に急伸し、日産との差はわずか100台に縮小した。低迷する国内EV市場で、価格戦略と充電インフラ、普及モデルへの転換が奏功。海外勢の攻勢に対し、国産メーカーはモデル刷新や生産体制の見直しを迫られている。
充電網整備と価格戦略

国産メーカーの具体策としてまず急務なのは、モデル刷新サイクルの短縮である。競争力のあるEVを短期間で投入し続ける体制を整備することが求められる。
急速充電網については、国内統一規格を国主導で整備する必要がある。これまでのように民間任せの構造から脱却することが不可欠だ。
EVの位置づけも見直す必要がある。従来の
「高級・特殊用途」
から転換し、生活インフラに直結する存在として普及させる環境を整備することが求められる。
補助金依存からの脱却も避けられない。実価格で勝負できる生産体制を確立する必要がある。過去の成功事例として、日産の軽EV「サクラ」は発売当初に販売が好調だった。さらに一部自治体でEVタクシー導入が進み、利用拡大の可能性も示されている。
将来展望では、都市部での短距離利用や高密度インフラといった日本市場の特性を活かす戦略次第で、国産メーカーが再浮上する余地は残されている。