「エンジン車の焼き直し」では勝てない! 日本EVに欠落した「三本柱」をご存じか

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EVシェアは日本は3%未満にとどまる。フランク、ワンペダル、RWDという「設計思想の3本柱」の確立が、開発成功と日本勢競争力の分水嶺となる。

EVフランクの可能性

EV(画像:Pexels)
EV(画像:Pexels)

 EVの最大の特徴は、動力源がエンジンからモーターに変わることで、従来必要だったエンジン周辺スペースが不要になる点だ。EVでは、エンジンルームがトランクに置き換わり、フロントトランク(フランク)と呼ばれるようになった。

 テスラ各モデルやフォード・F-150ライトニングは、フランクを活用することで差別化を図り、アウトドア用途でも使える大容量を確保している。

 一方、日本メーカーのEVは既存プラットフォームを流用するケースが多く、フランク装備は少数にとどまる。EV設計では、まずバッテリー搭載スペースの確保が優先される。そのため、他部品周辺のスペースはエンジン車に比べてシンプルだ。

 EVの強みである

「スペース効率」

は最大限に活かされるべきだが、フランク未装備の現状は改善余地が大きい。特に軽自動車や都市部ユーザーでは、利便性の低下が競争力の低下につながる恐れがある。

 今後は、EV専用の新規プラットフォーム開発がトレンドとなるだろう。設計思想として、スペース効率を前提に車両前方空間をどう活用するかが問われる。

 小型EVへのフランク導入は、買い物や子育て世代の利便性向上にとどまらない。ラストワンマイル配送やカーシェア用途でも、経済価値を大きく引き上げる可能性がある。

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