212億円損失で直訴! 英自動車部品CEOが「ガソリン車禁止撤廃」を求めたワケ

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英国の自動車産業はEV移行で混乱し、ダウライス社は2024年に212億円の損失。中国の急拡大、米国の減速、日本の鈍化と世界各地で普及ペースが分かれるなか、150兆円投資のGX2040で電動化は加速するのか。

世界EV移行の四極化

中国(画像:Pexels)
中国(画像:Pexels)

 国のEV普及推進施策は緩むことなく進む。2025年2月には脱炭素社会実現のためのGX推進法が改訂され、GX2040ビジョンが策定された。今後10年間で150兆円規模の投資が計画され、再生可能エネルギーやEVの普及を後押しする見込みである。

 ダウライス社のバターワース氏は、電動モビリティへの移行が進むなか、世界では四つの異なる方向性が生まれていると指摘する。そのペースは各国政府の支援や投資の度合いによって左右されるという。

 中国はEV化に全力で取り組む。北米は逆行し、欧州はその中間に位置する。世界のそのほかの地域では、しばらくの間EV市場は限定的な状態が続く見込みだ。サプライヤーはこうした世界的な流れの真っただなかにある。

 EVの普及は世界的に着実に進むことは確実である。しかし当面は地域ごとに普及ペースの鈍化が見られる可能性がある。その間に燃料電池車(FCV)などの技術革新が進めば、この状況に変化が訪れる可能性もある。

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