高齢者が原因? レンタカー市場が拡大し続ける根本理由
新車販売は2024年に457万台へ微増したが、前年比の伸び率は鈍化し、自動車リース市場は95.1%に減少した。一方、レンタカー市場は109万台と拡大基調が続く。人口減少と公共交通縮小の中、特に高齢者のニーズを捉えた多様なサービスが進化している。
レンタカー連携の二次交通対策

2025年6月、つばめ交通(広島市)と広島レンタカー(同)は、二次交通の課題解決に向けた新サービスを開始した。移動支援モビリティ「WHILL(ウィル)」を活用し、観光や日常生活における“最後のひと移動”を補完する。
WHILLを開発したのはWHILL(東京都品川区)。電動車いすに分類され、免許なしで歩道を走行できる。歩行が困難な高齢者やケガをした人でも、安心して目的地にたどり着けるのが特徴だ。
二次交通とは、空港や駅から観光地までの“つなぎ”を担う交通機関のこと。都市部ではバスや鉄道が充実している一方、地方では未整備のエリアも多く、徒歩での移動を余儀なくされる場面もある。
広島レンタカーはこうした課題に対応するため、レンタカーとWHILLをセットで提供する。車による長距離移動と、降車後の短距離移動を一体で支えることで、高齢社会における移動の利便性を高める狙いだ。