中古車販売店が直面する“三重苦”の正体――成約率は低下、仕入れ価格は高騰、今後どうすればいいのか?

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出品台数は前年比15.8%増と活況を呈する中古車オークション市場。しかし、その裏側では成約率低下や単価下落、在庫調達力の格差拡大といった構造的ひずみが進行している。データは希望か、それとも警告か──分岐点に立つ2025年上期市場の実相を読み解く。

出品最多に潜む構造変調

中古車販売店のイメージ(画像:写真AC)
中古車販売店のイメージ(画像:写真AC)

 2025年上期(1月~6月)、中古車オークション市場において、主要4事業者すべてが前年同期を上回る出品台数を記録した。なかでも最大手のUSS(愛知県東海市)は前年比15.8%増の約178万台と、過去10年間で最多となった。

 だがこの「増加」は一見ポジティブに見える一方で、市場構造の変化や課題の表出ともいえる。出品台数の増加が示す本質は何か。そして、中小販売店が直面する構造的困難とは──。本稿では数字の背後にある現実を掘り下げる。

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