中古車店「倒産ラッシュ」の裏側! 過去最悪ペースで中小が消えるワケ 3年で6000億成長なのになぜ?
中古車業界は2024年に市場規模が4兆8285億円に達し堅調な成長を示す一方、倒産件数は前年同期比約1.5倍の50件に増加し、資金繰り悪化の中小業者が淘汰されている。新車納期遅延による中古車需要の高まりが価格を押し上げるなか、販売店の信頼性や資金管理の重要性が一層増している。
軽とガソリン車の独走構図

リクルート総研の推計によれば、2024年の中古車市場規模は4兆8285億円に達した。前年比で922.5億円の増加となり、堅調な成長を示している。2021年の市場規模は4兆1704億円であり、3年間で実に6581億円の拡大となった。
背景には、新車の供給制約や納期遅延を受けた中古車需要の高まり、リース車両の市場流入、中古車の高単価化などがあるだろう。
車種別では、軽自動車が依然として高い人気を保っている。2024年の構成比は42.4%に達し、全体の4割を超えた。エンジン種別で見ると、ガソリン車の比率が再び上昇し、全体の7割超を占めた。4年ぶりの増加となる。一方、ハイブリッド車や電気自動車は補助金縮小の影響を受け、構成比は2割程度にとどまった。
中古車の平均購入単価は、ここ数年にわたり高止まりしていたが、2024年には価格の落ち着きが見られた。これが販売台数の下支えとなり、市場ボリュームの拡大に寄与している。
業界全体としては成長基調にある。ネクステージ、IDOM(旧ガリバー)、ケーユーHDなど、大手各社はいずれも売上高を伸ばしている。一方、倒産が相次いでいるのは中小・零細事業者に集中している。市場の拡大の裏で、大手と中小の格差拡大という構図がいっそう鮮明になってきた。