愛犬家は「EV」一択? ガソリン車でのソワソワ解消! 時速110kmでもリラックス、犬も喜ぶ静かで快適な旅

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犬のストレス軽減には、EVという選択肢が有効かもしれない。心拍数や行動データをもとに、従来の内燃機関車との比較検証が進むなか、静粛性や振動の少なさが犬に好影響を与える可能性が示されている。英・チェコの共同研究や欧米の調査データから、愛犬家のEVシフトが現実味を帯びてきた。

車内での犬の熱中症リスク

論文「Drugs, dogs and driving: the potential for year-round thermal stress in UK vehicles(薬物、犬、運転:英国の自動車における通年の熱ストレスの可能性)」(画像:Open Veterinary Journal)
論文「Drugs, dogs and driving: the potential for year-round thermal stress in UK vehicles(薬物、犬、運転:英国の自動車における通年の熱ストレスの可能性)」(画像:Open Veterinary Journal)

 車内の温度管理は、犬とのドライブにおいて重要な要素となる。犬の平熱は人間より約2度高く、暑さに弱い。車内の温度は20度以下を目安に保つべきで、水も十分に用意しておきたい。

 英ノッティンガム・トレント大学の研究チームが2020年に「Open Veterinary Journal」で発表した論文では、車内における犬の熱中症リスクが極めて高いことが指摘されている。特に駐車中の車内に犬を残す行為について、従来の想定以上に深刻なリスクがあることが明らかになった。

 また、全米動物虐待防止協会(AA)が2015年に実施した調査では、犬の飼い主のうち21%が「20分以上車内に犬を残した経験がある」と回答している。英国動物虐待防止協会(RSPCA)への通報件数も増加傾向にある。2016年の7187件から、2018年には8300件に達した。

 ドライブ中は、換気をこまめに行い、定期的に休憩を挟むことが望ましい。外の空気を吸わせ、軽く歩かせることで、犬のストレスを軽減できる。水分補給も忘れずに行いたい。

 こうした事情を踏まえると、次に選ぶクルマとしてEVを検討する価値はある。静粛性と温度管理の柔軟性という観点から、愛犬との移動においてEVは有効な選択肢になりつつある。

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