愛犬家は「EV」一択? ガソリン車でのソワソワ解消! 時速110kmでもリラックス、犬も喜ぶ静かで快適な旅

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犬のストレス軽減には、EVという選択肢が有効かもしれない。心拍数や行動データをもとに、従来の内燃機関車との比較検証が進むなか、静粛性や振動の少なさが犬に好影響を与える可能性が示されている。英・チェコの共同研究や欧米の調査データから、愛犬家のEVシフトが現実味を帯びてきた。

ドライブは鋭い聴覚持つ犬にはストレスフル

リポート「Research shows dogs prefer electric cars journeys(犬が電気自動車の旅を好むという調査結果)」(画像:シュコダ)
リポート「Research shows dogs prefer electric cars journeys(犬が電気自動車の旅を好むという調査結果)」(画像:シュコダ)

 愛犬家にとって、長距離移動に犬を同伴するかどうかは常に悩ましい問題である。列車や飛行機では連れて行くことが難しく、やむを得ずペットホテルに預けるケースも少なくない。

 シュコダによる調査では、愛犬家の53%が週に一度は犬と一緒にドライブに出かけている。一方で、54%が「犬を連れて行くべきか悩んだ末に断念した経験がある」と答え、51%は「犬を連れて行かなければならない旅自体を避けたい」と考えていることがわかった。犬とのドライブが心理的なハードルになるのは、主に

・高速道路や幹線道路での長距離移動(50%)
・片道50kmを超える旅程(46%)
・交通量の多い都市部での運転(40%)

である。次のクルマ選びの際に「愛犬の快適性を考慮する」と答えた飼い主も41%に上った。また、

「EVは静かで快適な乗り心地を提供する」

と考える人は31%。これらの数字は、愛犬家にとってEVが十分に検討対象となり得ることを示している。犬の行動学専門家アンナ・ウェッブ氏は、犬にとってドライブがストレスになりやすい理由をこう語る。

「犬の聴覚は人間の4倍も鋭いため、人間には聞こえない従来のエンジン音の周波数も拾ってしまいます。同様にガソリン車とディーゼル車の振動は、人間と同じように“乗り物酔い”を引き起こし、吐き気を感じることでマンゴーの心拍数を上昇させたのだと考えられます」

犬は高音域と低音域の両方を聞き分けることができる。そのため、エンジン音や周囲の車両の騒音、雨音などが複合的にストレス要因となる。ラジオや音楽の音量も抑えめにすべきだ。

 加えて、犬用シートベルトやキャリーに日頃から慣れさせておくことが推奨される。犬にとってクルマは逃げ場のない閉鎖空間であり、それ自体が不安の原因となる。まずは短いドライブから慣らし、徐々に時間と距離を延ばしていくことが望ましい。移動が犬にとっても楽しい体験になれば、旅はよりスムーズになる。

 科学的にも、犬は飼い主の体内で増加したストレスホルモン「コルチゾール」の匂いを嗅ぎ分けていることがわかっている。渋滞やトラブルで飼い主がイライラすれば、その感情は犬にも伝わる。移動中はできるだけ落ち着いた気分を保ち、楽観的なムードを意識することが重要だ。

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