愛車を傷つけない! なぜ「マイクロファイバー」は塗装に優しい? 驚異の吸水性と異形断面構造、年8.2%成長の注目素材を考える
拭き上げひとつで塗装寿命が変わる──。年8.2%成長が見込まれる「マイクロファイバークロス」市場。極細繊維が支える洗車品質の革新と、その正しい選び方・使い方をデータとともに解説する。
デメリットや注意点

マイクロファイバークロスは、洗車時に車体を傷つけにくいとされている。しかし、取り扱いにはいくつか注意点がある。
まず、使用時に強く擦らないことが基本だ。繊維の先端が鋭いため、力を入れて拭くと、肉眼では見えないレベルで微細な傷がつくことがある。これらの傷が蓄積すると、塗装面の劣化やサビの原因になる。クロスは優しく撫でるように扱うのが望ましい。
加えて、使用後のメンテナンスも重要だ。マイクロファイバーは熱に弱く、洗濯機や乾燥機の使用で繊維が劣化する恐れがある。中性洗剤を使った手洗いと、陰干しによる自然乾燥が基本となる。丁寧なケアを続けることで、クロス本来の性能を長く維持できる。
このように、マイクロファイバークロスは高い吸水性と柔軟性を兼ね備え、洗車に適した素材である。ただし、使い方や管理を誤ると、かえって車体に悪影響を与える可能性もある。効果を最大限に引き出すには、正しい知識と扱いが欠かせない。