自動車業界の救世主は「ココリコ遠藤」なのか? 1998年の伝説ギャグ「ほほほほーい!」が示す感情マーケティングの力! 理由なき熱狂こそが起爆剤だ

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日本の自動車産業は、技術革新に注力する一方で消費者との「感情的つながり」が欠如している現状に直面している。今後は、車が単なる移動手段に留まらず、個性やライフスタイルを表現するツールとしての価値を提供することが、業界の成長を左右するカギとなる。

輝きを取り戻す「遊び心」の重要性

自動車(画像:Pexels)
自動車(画像:Pexels)

 自動車産業が再び輝きを取り戻すためには、人々の「根源的な喜び」に焦点を当てることが必要不可欠だ。

そのために大切なのは、

・会議室で練り上げた論理的な説明
・詳細なスペック表

ではない。求められているのは、遠藤章造の「ほほほほーい」が持つような、理屈を超えた感情的な訴求力だ。言葉で説明できなくても、心が躍るような体験が求められている。つまり、

「理由はわからないけど、すごい = 面白い」

といった強い感情を揺さぶる仕掛けが必要だ。

 だからこそ、自動車産業は遠藤章造の「ほほほほーい」に学ぶべきだ。理屈や効率ばかり追い求めるのではなく、時には大胆で遊び心に満ちた、心を解放するような体験を提供することが重要だ。そこにこそ、日本の自動車産業が再び世界で輝くためのカギが隠されているのかもしれない。

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