トヨタ・プロボックス1強時代突入? カローラフィールダー&ADバンが生産終了…営業車の定番が消失、ファミリーカー転換で新たな需要を生むのか?

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カローラフィールダーとADバンの生産終了により、商用バン市場でプロボックスの一強時代が現実味を帯びてきた。152万9000円(税込)のエントリーモデルから高いコストパフォーマンスを誇り、都市部の営業車としての優位性を確立。さらに、アウトドアブームやカスタム需要の拡大により、従来の商用バンの枠を超えた新たなニーズにも応えられる可能性が広がる。

商用車市場の覇権争い

プロボックス(画像:トヨタ自動車)
プロボックス(画像:トヨタ自動車)

 これまで営業車の主力として広く採用されてきたトヨタ・カローラフィールダーと日産・ADバンの生産・販売が相次いで終了すると報じられた。これにより、商用バン市場ではトヨタ・プロボックスの一強体制が確立される可能性が高まっている。

 営業活動で使われる商用バンに求められるのは、耐久性や燃費、積載性といった性能だ。こうした要素でバランスの取れたプロボックスが、今後の商用車市場をけん引することになりそうだ。

 本稿では、プロボックスの魅力を改めて掘り下げるとともに、商用車の枠を超え、ファミリーカーなど多様なニーズに対応できるのか、その可能性を探る。

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