ランクル300は「幻のモデル」になるのか? 納期4年超えで受注停止! 3月マイナーチェンジで受注再開なるか
ランドクルーザー300は単なる移動手段を超え、トヨタの象徴的な存在としてそのブランド価値を確立。しかし、生産の遅延が続けば、供給問題が顧客満足度に影響を与える恐れも。トヨタの今後の戦略が注目される。
巨大SUV人気を支えるブランドの力

日本国内でランドクルーザー300のような本格オフローダーは、本当に必要とされているのか。確かに、山間部や豪雪地帯では高い走破性が求められる場面もある。しかし、実際には国土の多くが都市部や整備された道路に覆われており、ランドクルーザー300の極限走破性が活かされる環境は限られている。
さらに、取り回しの難しさも課題だ。全長約5m、幅約2mの車体は、日本の狭い道路や駐車場では扱いづらい。特に都市部では駐車スペースの確保が難しく、日常の利便性を考えればコンパクトSUVやミドルクラスSUVのほうが現実的な選択肢となる。
それにもかかわらず、なぜランドクルーザー300の人気は衰えないのか。その理由のひとつが、
・ブランド力
・所有欲の高さ
だ。ランドクルーザーというネームバリューは世界的に確立されており、日本国内でも「究極のオフローダー」としてのイメージを持つ。実用性を超えたステータスシンボルとしての価値が、根強い人気を支えている。