「無人トラック」が高速道路を爆走? 2025年、実現迫る自動運転トラック時代 国交省が描く「理想」と「現実」を読み解く

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2025年、関東・関西間を走る自動運転トラックが現実に。大王製紙とT2の提携で進む実証実験は、物流業界の未来を切り開く一歩となる。しかし、完全自動運転に向けては、技術だけでなく、社会的な理解と調和も求められる。

大王製紙とT2、無人輸送実験開始

トラック(画像:写真AC)
トラック(画像:写真AC)

 自動運転トラックの実現は、いよいよ間近に迫っている。2025年には高速道路を走行する自動運転トラックが登場することがほぼ確実である。

 そのなかで、輸送車両の無人化を進めるスタートアップのT2(東京都千代田区)が、大王製紙と提携を結んだという重要なニュースが2024年末に報じられた。T2は三井物産が設立した企業であり、2025年3月から関東と関西を結ぶ高速道路の一部区間で自動運転輸送が行われる予定だ。

 この取り組みはあくまで実証実験段階にあるが、完全自動運転トラックに向けた大きな一歩を踏み出すこととなる。

 実験では、当面レベル2の自動運転トラックが東西を走行することになる。

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