交通系ICカードの時代は終わる? “熊本ショック”を契機に激化する「キャッシュレス覇権戦争」 デジタルチケットアプリのメリットをご存じか
公共交通のデジタル化が進展するなか、特に注目されるのが「デジタルチケットアプリ」の導入だ。キャッシュレス決済の普及により、地方都市を中心に低予算で多様な運行プランが実現可能となる一方、導入地域での普及状況は課題を抱えている。これにより、公共交通の仕組みが再設計されつつあり、その今後の展開に期待がかかる。
公共交通改革の突破口

公共交通におけるデジタルチケットアプリの導入は、長所と短所を抱えつつも徐々に進展している。
チケットのデジタル化により、より多様なパッケージプランの提供が可能となり、地域ごとのニーズに合わせた電車やバスの運行を低予算で実現できる可能性が高い。
地方都市の路線バスなどは、決して予算が豊富ではない(例えば、冒頭で触れた“熊本ショック”は交通系ICカードのシステム更新費用が原因の騒動だ)。そのため、事業者の負担を軽減するキャッシュレス決済が強く求められるようになった。
デジタルチケットアプリの普及は過度な期待を抱くべきではないが、それでも公共交通の仕組みを再設計するための重要な出来事といえるだろう。