「中居正広9000万円女性トラブル」で非難轟々のテレビ業界! タクシーを「シータク」と呼んでしまう社員はまだ存在するのか?

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1980~90年代のバブル期、タクシーは移動手段を超え消費文化の象徴だった。「シータク」と呼ばれた背景には、ギョーカイ用語としての広がりや、時代の高揚感がある。現代もなおこの言葉を使いそうなギョーカイ心理には、過去の成功や文化的遺産への思いが透ける。その歴史と社会的意義を掘り下げる。

懐古主義が映すバブル世代の心

夜のタクシー(画像:写真AC)
夜のタクシー(画像:写真AC)

 筆者はなぜ、ギョーカイには「シータク」と今なお呼ぶ人がいそうであると考えるのか。その心理を考えると、いくつかの要因が浮かび上がる。まず、「シータク」という言葉は、バブル期を経験した世代にとって

「青春や成功を象徴する特別な記号」

だといえる。この言葉を使うことは、かつての自分たちの輝かしい時代の痕跡を日常に残したいという無意識の願望を反映しているのだろう。言葉は記憶を紡ぐ道具でもあるため、「シータク」を使うことで、あの時代の空気感や特別な時間を呼び起こす手段となる。

 さらに、現代社会の変化の速さも関係している。人は安定や安心を求め、特にストレスの多い状況では過去のよい記憶にすがりつきたくなるものだ。「シータク」という言葉を口にする行為は、過去の心地よい時間に浸るための自己防衛ともいえるだろう。

 また、「シータク」を使うことには、自分がかつての都市文化やギョーカイ人の一員だったことを示す意味合いもある。言葉には、その人がどの文化や価値観に属しているかを伝える力があり、それを使うことで自分のアイデンティティを表現しようとしているのかもしれない。

 そういったことが今回の騒動でなんとなく想像できるのである。

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